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全件一覧
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CASE-021 ― ネット発祥
猿夢
無人駅から「お猿さん電車」に乗る夢の体験談。アナウンスが乗客の死を順に予告する構造と「次に来た時は最後ですよ」という結びで、ネット怪談の古典になった。
CASE-022 ― ネット発祥・儀式
コトリバコ
島根の旧家の納屋から見つかった木箱をめぐる長編怪談。作中の由来譚に対し、郷土史料の検証が研究者によって行われ、ネット怪談と民俗学の関係を考える代表例になった。
CASE-023 ― 場所の伝承
青木ヶ原樹海の伝承
富士山麓の原生林に「自殺の名所」という語られ方が重なった事例。小説と報道が作ったイメージと、地元の予防活動・森の実像とのずれをたどる。
CASE-024 ― 儀式・海外の伝承
チャーリー・チャーリー
紙と鉛筆2本で「チャーリー」を呼ぶ占い遊び。2015年にSNSで世界へ広がり、「メキシコの悪魔」という出自の脚色と、学校での禁止措置を巻き込んだ。
CASE-025 ― 妖怪・怪異・民話・伝承
ろくろ首
首が伸びる型と、首が胴を離れて飛ぶ「抜け首」型の二系統を持つ妖怪。中国の飛頭蛮に連なる古い層と、江戸の絵画・演芸が生んだ「伸びる首」の像が重なって定着した。
CASE-026 ― 妖怪・怪異・民話・伝承
のっぺらぼう
目も鼻も口もない顔を持つ妖怪。江戸の怪談集に現れ、小泉八雲『怪談』の「貉(ムジナ)」で世界的に知られるようになった。人を襲わず驚かせるだけという点でも異色の存在。
CASE-027 ― 妖怪・怪異
がしゃどくろ
埋葬されなかった死者の骸骨が集まって生まれたとされる巨大な骸骨の妖怪。だがその実像は、1966年に雑誌特集で創作され、歌川国芳の浮世絵の姿を借りて定着した「昭和生まれの妖怪」である。
CASE-028 ― 都市伝説・海外の伝承・ネット発祥
ポリビアス
1981年にポートランドのゲームセンターに現れ、遊んだ子どもに記憶喪失や幻覚をもたらしたという、架空のアーケードゲームの伝説。実在の証拠はなく、ネット時代に組み立てられた都市伝説の典型例。
CASE-029 ― 都市伝説・ネット発祥
ラベンダー症候群
『ポケットモンスター 赤・緑』のシオンタウンのBGMが、子どもたちに健康被害をもたらしたという噂。2010年に英語圏のネットで生まれた創作が、「日本で起きた実話」として世界中に広がった。
CASE-030 ― 儀式・ネット発祥
エレベーターで異世界へ行く方法
エレベーターを決まった作法で乗り継ぐと、人のいない異世界にたどり着くという儀式型の伝承。日韓のネットを経て世界に広がり、後年、実在の事件と結びつけて語られるようになった。
CASE-031 ― ネット発祥
赤い部屋
「あなたは赤い部屋が好きですか?」閉じても現れるポップアップを描いた2003年のFlash作品と、そこから切り離されて一人歩きした「見ると死ぬサイト」の噂。
CASE-032 ― 学校の怪談
理科室の人体模型
夜になると理科室の人体模型や骨格標本が動き出すという、学校の怪談の代表的な類型。「本物そっくりの静物が動く」という恐怖の型と、教材の実態に根ざした背景をたどる。
CASE-033 ― 学校の怪談・都市伝説
紫ババア
学校のトイレに現れる全身紫色づくめの老婆。子どもの肝臓を狙うが、「ムラサキ」と3回唱えると退散するという、色を核にした問答型の怪談。
CASE-034 ― ネット発祥
ヒキコさん
雨の日に、子どもの亡骸のようなものを引きずって現れる、目と口の裂けた長身の女。いじめを受けて引きこもった少女・森妃姫子のなれの果てと語られる、ネット発祥の怪異。
CASE-035 ― ネット発祥
姦姦蛇螺
森の禁足地に封じられた、六本腕の女の怪異。大蛇への生贄にされた巫女の恨みという作中の由来と、読者の推測で後付けされた「下半身は蛇」という姿で知られる。
CASE-036 ― 海外の伝承・都市伝説
キャンディマン
鏡の前で名を5回唱えると、鉤手の男が現れるという伝承。1992年の映画が生んだ怪異だが、舞台となったシカゴの公営住宅と実在の事件が、伝承に現実の重みを与えた。
CASE-037 ― 妖怪・怪異・民話・伝承
一反木綿
鹿児島県肝付町に伝わる、夕暮れに飛来して人を襲う一反の木綿の妖怪。長く地元の伝承にとどまっていたが、『ゲゲゲの鬼太郎』への登場で一躍、全国区の妖怪になった。
CASE-038 ― 妖怪・怪異
ぬらりひょん
江戸時代の妖怪画に名と姿だけが残る、つかみどころのない老人姿の妖怪。「妖怪の総大将」という有名な設定は、古典には根拠のない近代以降の創作である。
CASE-039 ― 妖怪・怪異・民話・伝承
鵺
『平家物語』で源頼政に退治された、猿の顔・狸の体・虎の手足・蛇の尾を持つ合成獣。もとは夜に不気味な声で鳴く鳥の名で、その声の主をめぐる物語が宮廷の怪異譚として結晶した。
CASE-040 ― 妖怪・怪異・民話・伝承
件(くだん)
人間の顔に牛の体を持ち、災いと豊作を必ず当たる予言をして死ぬという予言獣。江戸時代の瓦版で広がり、戦時中にも空襲の予言の噂として蘇った。