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全件一覧
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CASE-081 ― 民話・伝承
浦島太郎
亀を助けた漁師が竜宮へ招かれ、帰郷すると長い年月が過ぎていたという昔話。その原話は8世紀の史書・歌集・風土記に残る「浦島子」伝説で、行き先は竜宮ではなく蓬莱、結末も大きく異なる
CASE-082 ― 民話・伝承
かちかち山
老婆を殺したタヌキを、ウサギが火責め・唐辛子・泥船の三段の仕掛けで懲らしめる昔話。勧善懲悪の物語でありながら、その残酷さゆえに時代ごとに改変され続けてきた点でも知られる
CASE-083 ― 儀式・民話・伝承
丑の刻参り
深夜の丑の刻に、白装束で神社の御神木へ藁人形を釘で打ちつける呪いの儀式。もとは心願成就の参詣を指した言葉が、宇治の橋姫伝説と結びついて呪詛の代名詞になった
CASE-084 ― 場所の伝承
旧吹上トンネル
東京都青梅市の吹上峠に三世代重なるトンネル群のうち、最古の明治期の隧道にまつわる伝承。東京初の道路トンネルという交通史の由緒と、廃道化した暗がりが、心霊スポットの語りを生んだ
CASE-085 ― 妖怪・怪異・民話・伝承
産女
難産で命を落とした女性の霊とされる妖怪。夜の辻や川辺に赤子を抱いて現れ、通りがかりの人に子を抱いてくれと頼む。抱いた子はやがて石や木の葉に変わるとも、逆に怪力を授かるなど恩恵があるとも語られる。
CASE-086 ― 妖怪・怪異
ぬっぺふほふ
『百怪図巻』『画図百鬼夜行』など江戸の妖怪絵巻に描かれた、顔と体の皺の区別がつかない一頭身の肉の塊のような妖怪。絵巻には名前と姿しか残らず、性質の説明は後世の研究や図鑑の創作に大きく委ねられてきた。
CASE-087 ― 妖怪・怪異・民話・伝承
一本だたら
熊野の山中に棲むとされる、一つ目で一本足の妖怪。果無山脈や伯母ヶ峰では12月20日「果ての二十日」にだけ現れるといい、この日の入山は戒められた。土地によっては姿を見た者はなく、雪の上に残る一本足の足跡だけが知られる。
CASE-088 ― 妖怪・怪異
べとべとさん
夜道を歩く人の後ろから、べとべとという足音だけがついてくる妖怪。姿は見えず危害も加えないとされるが、不気味に思ったら道の端に寄って「べとべとさん、お先にどうぞ」と唱えれば、足音は先へ行って消えるという。
CASE-089 ― 学校の怪談
学校の七不思議
「学校には7つの不思議がある」という数え上げの枠組み自体が伝承になった例。顔ぶれは学校ごとに異なるが、「7つそろっているはずだ」という前提と「全部知ると不幸になる」という禁忌は広く共通し、各校が自校版のリストを作り続けてきた
CASE-090 ― ネット発祥
意味がわかると怖い話
一読では怖くない文章が、隠された意味に気づいた瞬間に恐ろしい話へ反転する短編ホラーの形式。2000年代に2ちゃんねるでコピペとして成立し、2018年以降は児童書を中心に、書名そのものがジャンル名となる形で商業出版に定着した
CASE-091 ― ネット発祥
洒落怖
2ちゃんねる・オカルト板の常設スレッド「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?」の略称。実話不問・怖さのみを基準に話を集める場として2000年に始まり、まとめサイトと二人三脚でネット怪談の基盤を作った。後に言葉だけが独り歩きし、ネットの怖い話全般の総称となった
CASE-092 ― 海外の伝承
スキンウォーカー
ナバホ(ディネ)の伝承で、動物の姿になる力を持つ害をなす魔術師を指す。語ること自体が避けられてきた伝承であり、外部に知られる姿の多くは後世の書き換えである。ユタ州の牧場をめぐる現代の商業的展開は、本来の伝承とは切り分けて扱う必要がある
CASE-093 ― 海外の伝承・民話・伝承
クランプス
聖ニコラウスの供として悪い子を罰する、角を持つ存在。12月5日の夜の行事としてアルプス地域に根づき、現代ではホラー的なイメージで世界へ広がった。
CASE-094 ― 場所の伝承・民話・伝承
恐山
死者の魂が集まるとされる青森県の霊場。火山の荒涼とした景観が地蔵信仰と結びついて死後の世界に見立てられ、イタコの口寄せの場としても知られる。信仰の霊場であり、心霊スポットとは区別して扱う。
CASE-095 ― 民話・伝承
一寸法師
一寸(約3センチ)の体で生まれた小さな主人公が、知恵と勇気で鬼を退け、大きく成長して出世する昔話。『御伽草子』を定本とし、その源流は神話のスクナヒコナにまで遡るとされる。
CASE-096 ― 民話・伝承・妖怪・怪異
分福茶釜
茶釜に化けたタヌキが芸を見せて財をなす昔話。群馬県館林市の茂林寺にはモデルとされる茶釜が今も残り、寺の伝説「茂林寺の釜」と昔話とが重なって伝わる。
CASE-097 ― 妖怪・怪異・民話・伝承
化け狸
人に化け、人を化かすタヌキの妖怪。狐と並ぶ変化の代表格で、四国の狸合戦のような大規模な伝説群を持ち、近代には信楽焼の置物として商売繁盛の縁起物に姿を変えた。
CASE-098 ― 妖怪・怪異・民話・伝承
アマビエ
1846年の瓦版に一度だけ現れた、海から予言を告げる妖怪。「疫病が流行したら私の絵を見せよ」という言葉の通り、2020年の新型コロナ流行下でSNSを通じて爆発的に描き直され、疫病退散の象徴になった。
CASE-099 ― 海外の伝承・都市伝説
エイリアン・アブダクション
宇宙人に連れ去られ、円盤の中で身体検査を受けたという体験談の総称。1961年のヒル夫妻事件で「欠落した時間」「グレイ」「催眠による記憶の回復」という定型が成立し、以後数十年にわたって報告が続いた。
CASE-100 ― 都市伝説
都市伝説
現代社会で「友達の友達に起きた本当の話」として語り継がれる口承の総称であり、本サイトが収録してきた怪異・噂話の母体となるジャンルそのもの。1981年のブルンヴァンドの研究で概念化され、1988年に日本へ移入された。